ホーム > 夜空のページ > りゅう座流星群

りゅう座流星群 2013

10月に見られる「りゅう座流星群」の特集です。
今年は観測条件も良く、流星数にも期待が高まります!

1.流星群とは?

りゅう座流星群

流れ星とは、宇宙に浮かぶ小さな塵(チリ)が地球にぶつかるときに発光する現象です。

この現象が一群になって現れることを「流星群」と言います。
流星群はある一点(輻射点)を中心に流れ、その近くにある星座の名前を用いて「○○座流星群」と呼ばれています。


2.ジャコビニ流星群

実は、「りゅう座流星群」という名前がつけられたのは一昨年(2010年)の事です。
それまでは「ジャコビニ流星群」と呼ばれ、外国では1分間に480個もの流れ星が観測された事もある有名な流星群です。


3.13年ごとの大出現

りゅう座流星群は、13年ごとに大出現する流星群として、とても有名な流星群です。
今年は2011年や2012年ほどではありませんが、ピーク時には1時間に5〜10個ほど見えると予想されています。

1.いつ?

☆観測のオススメ時間は10月8日(火)午後8時頃
流星群は10月5日(土)〜10月13日(日)にかけて見られます。

※流れ星のピークは10月9日(水)午前2時頃ですが、輻射点が低いため10月8日(火)午後8時頃の方が観測しやすいでしょう。

2.どこ?

☆10月8日午後8時頃 北西の空
夕方に高度が高くなり、時間の経過とともに高度が下がってきます。

3.どれくらい?

☆ピーク時には1時間に5〜10個ほど
街の光が届かない所ほど、流れ星が見やすいでしょう。

4.当日の条件は?

条件は最良でしょう!
8日午後8時は月明かりの影響がないため観測しやすい見込みです。

「りゅう座の位置」

りゅう座を見つけよう

りゅう座流星群の輻射点を探すには、まず北極星を見つけましょう。
8日午後8時頃に北極星の西側に並んでいる星がりゅう座で、りゅう座の頭部付近に輻射点があります。

<お役立ちグッズ>

・星座早見盤
・方位磁石
・懐中電灯
(まぶしくないよう、赤いセロハンを貼ると良い)
・温かい飲み物
・防寒着
・シート
(寝そべって見る時に便利)など

秋の夜は冷えますので、防寒着を持参して観測に出かけましょう。

りゅう座のお話

大神ゼウスは、女神ヘラとの結婚祝いに「黄金のりんごの木」をもらいました。ゼウスはヘスペリデスの園にいる三姉妹にりんごの木を預け、三姉妹はりんごの木を百個の頭を持つ怪物竜ラドンに任せる事にしました。・・・続きを読む