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季節の星空  〜秋〜


ここでは、この季節に見ることのできる星座たちをご紹介します。
場所や形を覚えたら、さっそく夜空で探してみましょう!

くじら座


カシオペヤ座

くじら座は、晩秋から初冬にかけて南の空を覆う大きな星座です。
くじらと言っても、ギリシア神話に出てくる化けくじらなので、鋭い爪を持つ2本の前足と牙を持ったトドのような姿をしています。
 
くじら座を探す時は、心臓部に赤く光るミラを探すと良いでしょう。
ミラは偏光性の星で暗い時は10等星から、明るい時は2等星にまでなります。
今年は9月前半にミラの極大があり、赤い光が観測しやすくなります。
 


ぺガスス座


ぺガスス座

ぺガスス座は、空を飛ぶ天馬ペガススの姿です。
ぺガススの胴体部分には、4つの星が大きな四角形を作っています。
これを秋の四辺形と呼び、秋の夜空で見つけやすい星の並びです。
 
春、夏、冬には、3つの明るい星を結んでできる大三角形がありますが、秋にはありません。
その代わり、ぺガスス座の大きな四辺形が秋の夜空に輝いています。
 

みなみのうお座


みなみのうお座

みなみのうお座は、女神アフロディーテが化けた魚の姿です。
1等星フォーマルハウトは、秋の星座の中で唯一の1等星なので、秋のひとつ星と呼ばれています。
 
みなみのうお座を探す時は、ぺガスス座の四辺形を使いましょう。
絵のように四辺形の星を南に伸ばすと、フォーマルハウトがあります。
 

夜間は冷え込みます。
風邪を引かないよう、防寒対策を忘れずにしましょう。