しぶんぎ座流星群 2017
1月4日(水)午前4時頃が見ごろ!「しぶんぎ座流星群」の特集です。
★ しぶんぎ座流星群って? ★
1.流星群とは?

流星とは、宇宙に浮かぶ小さな塵(チリ)が地球にぶつかるときに発光する現象です。
この現象が一群になって現れることを「流星群」と言います。
流星群はある一点を中心に流れ、その一点の近くにある星座の名前を用いて「○○座流星群」と呼ばれています。
2.しぶんぎ座流星群とは?
しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群と並び「三大流星群」の1つです。
活動が活発な期間が数時間と短い上に、流星の出現数が年によって変化することで知られていますが、2017年は月明かりの影響もなく好条件で、1時間に40個以上とふたご座流星群に次ぐ出現数と予想されています。
3.特徴は?
実は「しぶんぎ座」という星座は存在しません。
1928年に廃止されてしまった「壁面四分儀座(へきめんしぶんぎざ)」の位置に輻射点があることから、「しぶんぎ座流星群」という名で呼ばれています。
★ 流星を見よう ★
1.いつ?
1月1日(日)〜1月7日(土)
☆見ごろは1月4日(水)午前4時頃!
※ピークは3日午後11時頃の予想ですが、輻射点が高くなる4日未明〜明け方がおすすめです。
2.どの方向?
午前4時頃 北東の空
流れ星は輻射点の方角だけとは限りませんので、夜空全体を見渡してみてください。
3.どれくらい?
1時間に40個以上
これは2017年で2番目の流星数となります。
街の光が届かない所ほど、流れ星が見やすいでしょう。
4.当日の条件は?
条件はとても良いでしょう!
見ごろの午前4時頃は月明かりもなく、輻射点が高く上がります。
「しぶんぎ座の位置」

しぶんぎ座流星群の輻射点を探すには、まずりゅう座を見つけましょう。
りゅう座は午後9時頃、北の空に見えます。
北斗七星の近くの星をなぞって探してみましょう。 曲がった胴体の先に輻射点があります。
<お役立ちグッズ>
・星座早見盤
・方位磁石
・懐中電灯(まぶしくないよう、赤いセロハンを貼ると良い)
・温かい飲み物
・防寒着
・シート(寝そべって見る時に便利)など
夜はかなり冷えますので、防寒着を持参して観測に出かけましょう!
りゅう座のお話
大神ゼウスは、女神ヘラとの結婚祝いに「黄金のりんごの木」をもらいました。ゼウスはヘスペリデスの園にいる三姉妹にりんごの木を預け、三姉妹はりんごの木を百個の頭を持つ怪物竜ラドンに任せる事にしました。・・・続きを読む