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みずがめ座δ流星群 2016

7月中旬から8月中旬に見られる「みずがめ座δ流星群」の特集です。

★ みずがめ座δ流星群って? ★

1.流星群とは?

みずがめ座δ流星群

流星とは、宇宙に浮かぶ小さな塵(チリ)が地球にぶつかるときに発光する現象です。この現象が一群になって現れることを「流星群」と言います。

流星群はある一点を中心に流れ、その一点の近くにある星座の名前を用いて「○○座流星群」と呼ばれています。

2.みずがめ座δ流星群とは?

みずがめ座の方向から流れる流星群です。

この流星群は北群と南群に分けられますが、主に出現率の高い南群が「みずがめ座δ(デルタ)流星群」と呼ばれます。

3.特徴は?

流れ星の流れる速度は中くらいかやや遅いスピードなので、目で追いやすい流れ星です。
また、輻射点の高度が低いため、真上の夜空を眺めていると下から上へ流れる流星があります。

★ 流星を見よう ★

1.いつ?

7月15日(金)〜8月20日(土)

見ごろは7月28日(木) 午前2時頃
この時期はみずがめ座ι(イオタ)流星群や、やぎ座流星群も活動していますので28日の前後も観測を楽しめそうです!

2.どの方向?

午前2時頃 南の空
流れ星はみずがめ座の方角だけとは限りませんので、夜空全体を見渡してみてください。

3.どのくらい?

ピーク時は1時間に10個以上見える可能性があります!
街の光が届かない所ほど、流れ星が見やすいでしょう。

4.当日の条件

条件はあまり良くないでしょう。
ピークの午前2時頃は月明かりがありますが、明るい流れ星であれば観測できそうです。

<みずがめ座の位置>

みずがめ座を見つけよう

みずがめ座は午後9時頃に東の空から昇ってきます。
まず、わし座・はくちょう座・こと座を結んだ夏の大三角を見つけましょう。

夏の大三角の西側にあるみずがめ座付近が、みずがめ座δ流星群の輻射点です。

<お役立ちグッズ>

・星座早見盤
・方位磁石
・虫よけスプレー
・上着
・シート
(寝そべる時)
・懐中電灯(まぶしくないよう、赤いセロハンを貼ると良い)
など

夜間は気温が下がるので、上着を一枚持って出かけましょう。

みずがめ座のお話

トロイアの国に、ガニメーデスという王子がいました。 ガニメーデスは大変な美少年で、その美しさにはどんな美女もかなわないほどです。その噂は、やがて神々の国にまで届きました。・・・続きを読む